入国拒否????

今日は残念なニュースを目にしました。

Five-year-old Jonathan Heywood and his mom, Shizu, ran into trouble getting back from Japan after new passport rules meant the boy couldn't fly home as planned.

Five-year-old Jonathan Heywood and his mom, Shizu, ran into trouble getting back from Japan after new passport rules meant the boy couldn’t fly home as planned.

出典:cbc News

カナダの子供のニュースなのですが、この子はカナダ人の父親と日本人の母親のハーフなんです。

概約すると、カナダと他国の二重国籍を持つ子供は、カナダのパスポートが無いと空路から再入国できないという新しいルールが、11月10日から施行されました。その新ルールを知らずに日本へ里帰りしていた親子が入国させてもらえないというトラブルにあったという話です。

この新ルールは施行のたった1週間前にアナウンスされたというひどさ。このアナウンスに気づかずに出国してしまったこの親子はなすすべが無く、お子さんのパスポート申請をしたものの受け取るまでに3週間かかると。さらに困ったことに、お子さんは糖尿病を患っていて、薬を日常的に服用しなければいけなかったのです。もちろん3週間分ものエクストラの薬を持って無かったので、何とかしてカナダに入国するために、シアトルへ飛び、そこから車でカナダへ戻ってきたそうです。

日本でも、外国人が日本で子供を産み育児中に不法滞在がみつかった場合、親と共に子供も強制送還されるというニュースがありましたよね。子供は日本で産まれて日本語しか話せない状態でも、法律は法律というルール。

確かに、最近各国でテロが起こったりして治安を維持するためにも入出国のルールを厳しくするというのはわかりますが、何の罪も無い子供に対してもう少し寛容であってもいいのではないかと思うのは私だけでしょうか?

ルールはルールとして作ったとしても、実際にトラブルが起こったときに人道的解決法を考えておいて欲しいものです。

さて、この二重国籍のルールはあまり関係のある方はいないと思いますが、入出国のルールが厳しくなっていることの影響はみなさんにもあると思うので、ぜひ気をつけてくださいね。

passport

以前は日本のパスポートは水戸黄門の印籠並みで、短期間の旅行であればビザも何も取らずに行けましたよね。でも最近は渡航前にオンラインで審査を受ける必要が出てきているのです。。(もちろん費用もかかります)

アメリカではもうずいぶん前からESTAという電子渡航認証システムが導入されていますよね。他にはカナダでもeTA,オーストラリアではETASなど名前は違えど事前に認証を申請をしていないと入国が拒否されてしまいます。

また、上記の認証を取らない場合でも、パスポートの有効期限が残り6ヶ月以上ないと入国できないという国もけっこうあります。アジアは特にこのパターンが多いので、旅行計画時にチェックすることをお勧めします。

せっかく旅行を企画しても、入国できないというトラブルだけは避けなければなりません。この様なルールは残念ながら流動的です。自分で調べるしか方法はありませんので、皆さんもご注意くださいね!!

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