子供との関わり方
受験シーズンも終わりに近づいてきましたね。
受験生は自分なりに努力をして、当日しっかり実力を出し切れていれば、結果はどうあれ次のステップに進むのみ!
嬉しかったり、悔しかったりする気持ちは、必ずこれからの人生で役立つものです。
努力が報われた子は、辛かった時期さえ帳消しにできる様なよろこびを得るでしょうし、
うまくいかなかった子は、その悔しさをバネに次こそはと! これからのモチベーションを得ることができるでしょう。
大事なのは、結果から何かしらを得ると言うことなのです。
とはいえ、結果が出るまで待っていていられないのが親心。”どうにかして失敗しないようにしてあげないと”と考えがちです。
そしてこの手助けの仕方こそが、子供の将来にプラスにもマイナスにも働いてしまう可能性を含んでいるのです。
では、親は子供たちにどのように関わればよいのでしょうか?
1番ダメなパターンはこちら。
それは、うまくいくように何から何までお膳立てしてしまうことです。
経験豊富な大人のやり方です。もちろん多くの場合がうまくいくでしょう。
結果OKで良かったね!となりますか??
答えはNOです。
これでは自分で考え工夫し、判断する能力が全く育ちません。時にはやってみたことがうまくいかないことも経験し、試行錯誤しないと”工夫する”という能力が育たないのです。
失敗した時こそ、そばで一緒に原因を考えたり、どうしたらうまくいったかを本人から引き出してあげて、
次にチャレンジする勇気を持たせてあげることこそ、親の役割ではないでしょうか?
もちろんこの場合でも、親が分析して”こうしたらよかった”を伝えてしまっては意味がありません。
もちろん、失敗するのを黙って見続ける必要はありません。ヒントを与えてみたり、別の見方を一緒に考えてみたりと、関わり方は様々です。
親はいつまでも子供の一挙手一投足を見守ることはできないのです。
子供が親離れした時に、一人でも物事をしっかり見極め、正しい判断ができるようになるために、時には近くで見守るだけことも重要ではありませんか?
そして“どんな時でもあなたの味方だよ”ということを伝えてあげることで安心感を与えてあげることができるでしょう。
新しい学年を迎える前は、もう一度子供達との関わり方について見直してみるのによい時期ではないでしょうか?