かまくらは住居?
前回に引き続き、雪にまつわる話をもう1つ。
先日、野沢温泉スキー場でオーストラリア人の4人家族が行方不明になっていましたね。 雪を掘ってその中で一夜を過ごし翌朝下山途中に救出されたと。
本当に無事でよかったですね。雪山で一晩を過ごすなんて考えられませんが、かまくらを作って寒さを凌いでいたんですね。
みなさん、かまくらって作った事ありますか?私はないのですが、人が何人も入れる大きさを作ろうと思うとなかなか大変ですよね。
かまくらは元々、その中に神様を祀るためにつくられていたそうですね。なので、そんなに大きなものを作る必要はなかったのかもしれませんが。
確かに、ちいさなかまくらの中に火が灯っていると、漏れてくる灯りがとても幻想的で綺麗ですよね。
さて、海外でもかまくらに匹敵するiglooというものがあります。カタカナ読みだと、”イグルー”といったとこかな。
こちらは、イヌイットが狩をしながら移住するための簡易住居として使われます。
そしてこのiglooという単語、必ずPhonics(フォニックス)のiで始まる単語として出て来ます!
ちなみにPhonicsと言うのは、アルファベット1文字ずつの音や、その組み合わせの読み方など、簡単に言えば発音のルールの様なものです。
native speakerもこのルールを元に読み書きをしているんですよ。スペルを知らない単語だとしても、このルールに従えばスペルアウトできる単語だってたくさんあるんです!
学生の頃やみくもに、ノートに単語を書いて覚えていたことがアホらしく時間の無駄遣いだったなぁと思います。
こんなに重要な内容、なぜ日本では教えないのか、ほんと不思議でなりません。このルールを知ってるだけでも、日本人が苦手とする発音だってもう少し上手になると思うんですけどね。
すっかり横道へ逸れてしまいました。
iglooもドーム型で、側面に小さな入り口があり、見た目はかまくらと一緒です。 ただし、作り方が全く異なります。穴を掘って作るのに対し、iglooは雪の塊を切り出して(レンガの大きいサイズの様な)、それを積み上げながらドーム型を作っていきます。
どちらの作り方の方が簡単なのかはわかりませんが、遠く離れた場所で同じ様な形の雪のドームが作られてたと思うと、とても不思議ですよね。
そして、人間の知恵はすごいなぁと感心してしまいます。
もし、大雪が降って雪がたくさん積もることがあったら、ミニミニかまくらと、ミニミニイグルーを作ってどちらが簡単か比べてみてください!
私もやってみるかな!(寒さに負けてすぐにギブアップしそうですが)