ホームステイ事情–その3

引き続きホームステイ事情をお届けします。 今回はカナダのホームステイ②になります。

留学が始まったと同時にきっついステイを1ヶ月体験しましたが、晴れて新しいステイ先を紹介してもらえました。

今回のステイ先はバンクーバー市内からは少し離れたところにあるニューウエストミンスターというところにありました。交通手段はスカイとレインという、日本で言う無人モノレールです。ダウンタウンから20分くらいだったと思います。
特に時刻表を気にする必要がないくらい、かなりの本数が走っていました。駅からは徒歩圏内。家の目の前にバス停があったので、遅い時間になったら駅からバスも利用していました。

このステイ先は戸建てではなく、いわゆる集合住宅。ただ5階建ての低層アパートです(英語ではマンションとは言いません)。 多くの学生はダウンタウン近郊に住みたいため、ニューウエストミンスターに住んでるというと”えっっ”という反応をします。でもね私からすると、いつくるか分からないバスを待っているより電車のほうが楽チンでした。

ただ、ダウンタウンの学校へ通っていると交通費が多少かさみます。節約したい方だとその点はマイナスポイントですね。ラッキーなことに、私の場合、教育実習とボランティアで半年通った小学校がとても近かったので、結果オーライだったのですがね。
もうひとつおまけに、メトロタウンというショッピングモールも近く本当にロケーションは抜群でした。

mom
次に家族構成です。ステイしたお家にいたのはママと子犬1匹。今回はビジネス色がとても薄かったです!ママにはお子さんが4人いるのですが、みなさん独立されてそれぞれ別のところで生活されてました。もちろんサンクスギビングやクリスマスには集合します!

このお宅にステイしている学生は私のみ! 物理的に部屋数が少ないので、学生を1人しか取れないということもあるのですが、前回のステイとは真逆でやっと落ち着ける!という感じでした。

日本と違って、外国のおうちにはバスルームが1つしかないということがあまりありません。このお宅もマスターベッドルームにバスルームが1つと、ゲスト用のバスルームが1つありました。
ということは、ゲスト用のバスルーム占有できるというわけです! なんて夢のよう!!!! バスタブこそありませんでしたが、そんなことは全く問題なし。 セントラルヒーティングが基本のカナダのおうちでは寒さなんて全く気になりません。

bedroom

部屋にはベッドが1つとソファーベッドが1つあり、”お友達をいつでもよんでいいのよ!”と言われていました。これまた夢のよう(笑)  ちなみに、夏休みに日本から友達が遊びに来てくれて、ここにステイしました。食事代分くらいお金払ったかなぁ。。。でももちろんいらないと言われたんですけどね。

食事といえば、毎日の食事も前回のところとは雲泥の差。3食しっかり作っていただきました。朝もわざわざ起きてきてくれて、食事の準備をして、出かける時は見送ってくれてと至れり尽くせり。 もちろん、毎日ランチボックスを持たせてくれて、本当に感謝感謝でした。
夕食も毎日暖かい食事で、一緒に食べます。その日にあったことを話しながら食事をするので、英語力も自然とついてきます。これぞホームステイだよねぇぇぇと半泣きでしたよ。 食事が終わると子犬のお散歩タイムです。いつものお散歩コースに行けば犬友がいて、私も必然的にコミュニケーションをとらなければなりません。この強制感、一番英語を上達させてくれます!

kitche_van

その他にも、本当にいろいろな所へ連れて行っていただきました。娘さんと私の年齢が1歳違いというのも親近感を沸かせてくれたのかもしれません。もうかなりの大人なのに、私の世話を細かくしていただいて、ついつい甘えてしまいました。でもそのおかげで、勉強に集中できたしホームステイの醍醐味を存分に味わうことができました

本当にステキなファミリーで書き始めたら終われないくらい、色々なエピソードがありますが、今回はこの辺にしておきます。
ちなみに、このお宅には9ヶ月お世話になりましたが、その後もバンクーバーを訪れるたびに、ママには会いに行っています。いつも歓迎してくれて、思い切ってステイ先を変えてよかったなぁと今でも思います。

3回に渡って、私の体験談をお伝えしましたが、友達のステイ先はまた一様ではなく、いいところも、大変なところもあります。それでもみんな楽しみながらステイをしていました。

重要なのは、いかに馴染めるか。そして生活することを楽しめるかだと思います。 せっかく時間とお金をかけて行っているのでしたら、自分が納得でいるステイ先を探してみるのもいいと思いますよ。

もちろん、理想の家庭が見つかるとは限りませんが、それもまた経験です。経験は財産になりますので、無駄とは思わずどんどんトライしてみてくださいね!

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